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著作権延長で青空文庫は,いつ?川端康成(伊豆の踊子,雪国)三島由紀夫(金閣寺),志賀直哉 [出版関連]

TPP、環太平洋連携協定締結に必要な関連法案が
衆院本会議で可決されました。


これには、著作権保護期間の延長も含まれています。


今までの著作権の保護期間は、
著作者の生存期間及び著作者の死後50年、
これが20年延長され、70年になります。


TPPに著作権保護の延長が入っているのは、
アメリカの主張だったはずですが、
すでにアメリカがTPPを抜けちゃっても
実施されるんですね。


アメリカももともと、
著作権保護期間は、50年。
これが延長されたのは、
ディズニーの要請だと聞いています。


初期ディズニーのDVDは、
ドンキホーテとかで、
100円で売られていますが、
これは、著作権が切れた
パブリックドメインだから。


どんどんディズニー作品が
パブリックドメインになっていくと思ったら、
著作権保護が延長され、
止まってしまいました。
他の映画も同じです。


さて、著作権が切れた
パブリックドメインを有効活用しているものと言えば、
青空文庫です。


青空文庫は、
インターネットの電子図書館。
著作権が切れた作家の小説が、
無料でいくらでも読めちゃうサービスです。
本好きの方なら、
活用している方も多いんじゃないでしょうか。


著作権保護期間が20年延長、
50年から、70年になって
影響を受ける作家、作品は誰がいるのか、
青空文庫で読める時期は、いつになるのか
みてみましょう。



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【著作権保護延長で、影響を受ける作家、作品 いつ?】


中日新聞にまとめてあった作家、作品です。
年は、没後50年で著作権が切れる予定だった年号。


●2019年
○村岡花子 赤毛のアン訳

朝ドラにもなった村岡花子さん。
訳にも著作権があるんですね。
赤毛のアンは、読みたかった人も多いのでは…。
2019年から10年延長で、2029年に


●2021年
○三島由紀夫 仮面の告白 金閣寺

三島由紀夫さんの最後は有名ですが、
もう50年経っているんですね。
仮面の告白、金閣寺以外にも、
鏡子の家、憂国、豊饒の海など
2021年の著作権切れを楽しみにしていた方も多そうですが…
2021年から10年延長で、2031年に


●2022年
○志賀直哉 城の崎にて 暗夜行路
○内田百間 百鬼園随筆 阿房列車
○山下清 裸の大将放浪記
○平塚らいてう 元始、女性は太陽であった

志賀直哉さんは、有名ですね。
城の崎にて、暗夜行路以外にも和解、小僧の神様など
内田百間さんは、個人的に、
黒沢明監督の「まぁだだよ」のイメージが強いです。
山下清さんの裸の大将放浪記は、
テレビドラマでしかみたことがありません。
無料で読めるなら、読んでみたかったところですが…。
絵は知っていますが、文章はどんな感じなんでしょう。
平塚らいてうさんは、知りませんでしたが、
戦前と戦後にわたる女性解放運動家です。
2022年から10年延長で、2032年に


●2023年
○川端康成 伊豆の踊子 雪国

言わずと知れた川端康成さん。
村上春樹さんは、今だに苦労していますが、
日本人初のノーベル文学賞を
受賞した方です。

伊豆の踊子、雪国以外にも
抒情歌、禽獣、千羽鶴、山の音、
眠れる美女、古都など…。

川端康成さんの著作権が切れるのを
楽しみにしていた方も多そうですが、
10年延長で、2023年から2033年に


●2024年
○菊田 一夫 君の名は
○大佛次郎 鞍馬天狗

菊田 一夫さんの「君の名は」は、
もちろんアニメ映画の「君の名は」ではありません。
タイトルの元ネタ?のテレビドラマ、映画。
元々は、ラジオドラマだったようです。
菊田 一夫さんは、作家というより劇作家。
森光子さんの放浪記の脚本をかいていたりします。
放浪記は読んでみたい…。

大佛次郎さんの鞍馬天狗。
鞍馬天狗はいまいちピンときませんが、
もっと昔からある物語のイメージでした。
2024年から10年延長で、2034年に


●2025年
山本有三 路傍の石

山本有三さんの路傍の石は、
有名ですね。他に女の一生や真実一路
2025年から10年延長で、2035年に


●2026年
金子 光晴 こがね蟲 マレー蘭印紀行

金子 光晴さん、こがね蟲、マレー蘭印紀行…
あれっ、今まで生きてきて、
まったく聞いたことがない…と思ったら、
この方、詩人なんですね。
こがね蟲、マレー蘭印紀行は、詩集の名前。
詩はちょっと縁遠いもの、
無料だと読んでみてもいいかな…となりますが…。
2026年から10年延長で、2036年に


●2027年
檀 一雄 火宅の人
武者小路 実篤 友情
武田 泰淳 司馬遷

檀 一雄さんの火宅の人。
火宅の人は、深作 欣二監督の映画で知っています。
武者小路 実篤さんの友情は、
学生時代の課題図書だったような…。
ド直球のタイトル。
武田 泰淳さんの司馬遷は知りませんが、
「ひかりごけ」は知っています。
扱われている題材が人間の肉を…
2027年から10年延長で、2037年に



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著作権を延長することに
メリットがあるのかないのか…。


読書好きにとっては、
青空文庫の作家数、作品数が増える…
合法的に無料で読める小説が、
増えて困ることは何一つなく、
延長は、デメリットしかありません。


死後50年あれば、
出版社も十分稼いだでしょうし、
作家の身内にも十分お金がいったと思うので、
後は、人類のために…。
はやく、文化遺産として無料開放…。


権利問題は、利権がからみ、
いろいろあるんでしょうねぇ…。
延長により、著作権が切れるのが
いつになるのか、かいておきましたが、
プラス10年で、かなり先になっちゃう印象です。


【余談】


最近、漫画村の問題がありましたが、
漫画も何十年かすれば、
著作権が切れて、パブリックドメインに
なっていくんでしょうね。


青空文庫ならぬ、青空漫画…。
あっ、青空小説じゃないので、
青空漫画はおかしいか…。
青空文庫の中に漫画も含まれるんでしょう。


漫画が合法的に
無料で読み放題なのは、夢、
未来の子供は、うらやましいな…
と思っちゃいます。


ただ未来では、漫画はもう昔の文化。
こんな白黒2Dグラフィックなんて、
みてらんねーよ…
という時代かもしれません。


ちなみに、漫画の神様、手塚治虫さん。
手塚治虫さんが亡くなったのが、1989年。
死後50年までの場合、
2039年12月末日までが保護期間でした。
これがプラス20年で、2059年?!
今、漫画を楽しんでいる人の多くは…
いや、案外、寿命が延びて…



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